カードローン審査に落ちる原因(理由)とは?

2006年の12月に成立した貸金業法は、多重債務問題や闇金問題、商工ローン問題などを解決することを目的としています。

2005年の3月から2006年の8月にかけて19度に及び議論が行われており、さらに法改正による混乱を防ぐために2010年の6月までに4段階に分けて施行されています。

この中で特に重要なポイントが、借入総額は年収の3分の1を上限とする総量規制の導入出資法の上限金利の引き下げによるグレーゾーン金利の撤廃です。

前者は多重債務問題を解決することを目的としており、借入残高が100万円を超えるものに対しては源泉徴収票や給与明細書の提出を求めるなどの返済能力調査を義務付けています。

後者のグレーゾーン金利の撤廃は、2006年1月に最高裁判所でみなし弁済によるグレーゾーン金利での貸付を否定する判決が下されたことが背景となっています。

これにより、それまで利息制限法の上限を超える29.2%としていた出資法の上限金利は、20%に引き下げられています。

また、グレーゾーン金利で支払っていた金額は、本来であれば元本返済に充てられていたものまで利息として処理されていたことになるので、払い過ぎていた過払い金が発生しています。

取引期間が長くなるほど過払い金は大きくなり、7年以上ある場合は元本はゼロになっている可能性が高くなります。

過払い金を貸金業者に対して返還請求することは、判例と法律により認められている正当な権利の行使です。しかし、貸金業者側からすれば企業存続を根底から揺るがすほどの大きなダメージとなっています。

現に、業界大手の東証一部上場企業が倒産するという自体も起こっており、業界自体が消滅しても不思議ではありません。

大手の多くは銀行系消費者金融となっています!

このような状況の中で貸金業者の多くは、メガバンクグループの傘下に入りイメージアップに取り組んでいます。そして提供している商品も変化しており、個人向けの小口の融資を専門に行う業者というイメージではなくなりつつあります。

また、メガバンクのATMネットワークを利用して入出金できるので、利便性も向上しています。さらに、極度額は最高で500万円を超えるほど大型化しており、長期的な利用にも対応できる商品内容となっています。

ただし、このように商品が高級化したことにより、誰でも利用できる内容ではなくなっています。つまり、審査で承認される可能性が低くなったということであり、それなりの対策が必要となります。

なお大手貸金業者は、銀行系消費者金融と呼ばれており、銀行と消費者金融の中間に位置する新しい金融機関と認識されています。

このために、これらの業者が提供している個人向けカードローンは、これまでよりも高い属性の人を対象としています。

まず、個人向けカードローンの基本的な貸付条件は、20歳以上で安定した収入を得ている国内在住者です。総量規制が導入されたことにより、自身が無職の専業主婦は世帯収入があっても利用することはできません。

ただし、安定した雇用形態ということまでは求められていないので、派遣社員やフリーターは対象に含まれています。

カードローンを利用するうえでのルールは、毎月の約定日までに指定以上の金額を返済するということです。このルールを守っての利用を積み重ねていくことにより、信用情報が良化して利用可能額を大きく出来ます。

逆に、約定返済に3カ月連続で遅れた場合や61日以上放置した場合は、延滞という事故情報が信用情報機関に登録されることになります。これは、ブラック情報とも呼ばれるもので、審査において業者がマイナスの判断を下す材料となります。

ちなみに、当初の契約を守れずに借入を減額するという債務整理を行った場合も同様にブラック情報として登録されることになり、この場合も5年間は新規借入が困難となります。

まずは、これらが信用情報機関に登録されていないということが審査で承認されるための最低の条件となります。

なお、現実のカードローン審査での信用情報の評価については、大部分が公表されておらずブラックボックス的な部分が多いうえに、業者ごとに審査基準は異なっています。

また、審査に申込みを行い落ちてしまった場合に、理由を教えてくれることはほとんどありません。これはカードローン借り換えでも同じで、審査の基準や落ちた理由を明らかにする法的な義務はないからです。

ただし、特に貸金業者の個人向けカードローンはスピード審査を実施しているので、マニュアル化した基準により合否を決定していると推測されます。

具体的には職業や会社の在籍年数、住居への居住年数などの申し込み情報をスコア化し、合計ポイントが基準を上回れば承認されるという仕組みです。

なお、高い数値を獲得するために申し込み時に虚偽の内容を記載しても意味はありません。例えば、他の業者からの借入を実際よりも少なく記入しても信用情報機関への照会ですぐに事実が判明するからです。このような行為は取引を行う信用が足りないと認識されてしまい、マイナスの影響を及ぼしかねません。

カードローン審査に落ちる理由NO.1は信用情報の事故情報!

カードローンの審査に落ちる理由として一番多いのは、信用情報の事故情報です。事故情報(異動情報)の種類は、3ヶ月以上延滞を続けている、延滞の事故情報から、債務整理、破産、特定調停、個人再生、貸金業者からの法的手続き(訴訟申立)など、多くの種類がありますが、信用情報に事故情報があるだけで、大手カードローンでは審査に落ちる大きな原因になります。

次に多いのが、他社の支払いを延滞中での申込みです。他のカードローンの支払いが済んでいるのか、延滞(未納)なのかは信用情報を見ればすぐに分かることです。他の支払いが延滞中にも関わらず申込みしてきた場合、返済能力無しと判断されて審査は大方通らないでしょう。

その他として、申込み情報が多すぎる場合があります。信用情報は融資を申込みしたかどうか、リアルに更新しています。今日に2件の融資申し込みをした人であれば、信用情報に(2)と申込み情報が残っています。

なので、その件数が5件以上ある場合、切羽詰まっていると判断され、審査に落ちる原因となります。